あらすじ
葬祭ディレクターのペク・ドンジュは、納棺の時のみ、死者と話をする能力がある。
ある日、ドンジュは、葬祭ディレクターという死者を触る仕事であることから恋人から振られてしまう。
あろうことか、恋人は直接言わず、代行を利用して別れを告げてきたのだった。
その代行は、様々な仕事を代行する便利屋の「百人力(イルダンベク)」。
ドンジュの怒りは、そこで働くキム・テヒへ向かってしまう。
葬祭ディレクターの仕事を続けるために、家を出たドンジュだが、一人暮らしを始めたアパートは、百人力のアパートだった。
敵意むき出しで生活を始めるが、テヒの過去や、様々な死者との納棺を経て、二人の距離は縮まっていき…。
ハートフル×ファンタジー×ラブストーリー
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※2024.10.20現在の情報です
登場人物(俳優名)
ペク・ドンジュ(イ・ヘリ)
葬祭ディレクター。仕事を始め、研修が終わった時に、自らの能力に気づく。
最初の納棺であった、小さい男の子の願いを未だに成し遂げられず、引きずっている。
仕事柄、嫌な言葉を投げかけられるが、落ち込みながらも前に進む強さを持っている。
百人力のアパートで生活していくうちに、テヒの優しさに触れ、徐々に惹かれて行く。
キム・テヒ(イ・ジュニョン)
百人力の職員。会社が始動したばかりのころ、ドンジュにかなり振り回されたが、ドンジュの強さや、暖かさにどんどん惹かれて行く。
2年前に起きた事故のせいで、自分は幸せになってはいけないという呪縛にとらわれている。
タク・チョンハ(ハン・ドンヒ)
テヒの元恋人。約10年間付き合ったが、ある事故をきっかけにテヒが一方的に別れた。
テヒの傷が癒えるまで待っていたが、久しぶりに見かけた時に、ドンジュと親しげにしているのを見てショックを受ける。
ソ・へアン(ソン・ドクホ)
百人力のアパートの2階に住む警察官。
ドンジュのことが好き。
ヴィンセント(イ・ギュハン)
テヒの叔父であり、百人力の社長。
落ち込んだテヒを元気づけ、前に進ませるために、声を掛け、百人力を立ち上げた。
『百人力執事~願い、かなえます』の見どころ
①葬祭ディレクターという仕事
ドンジュは、葬祭ディレクターという職業ですが、日本だと納棺士に近い職業だと感じました。
かつて、日本で上映された『おくりびと』にも通ずる、忌み嫌われる職業という設定です。
ドンジュの手が気味が悪いとか、死んだ人は汚い、とか…ショッキングな言葉が投げかけられますが、実際そのように考えている人もいるだろうな…と考えさせられる場面が多かったです。
それでも、葬祭ディレクターという仕事に誇りを持ち、最大限のことをして見送りたいというドンジュの気持ちに何度も涙しました。
②王道の展開
テヒとドンジュの恋愛は、王道中の王道です(笑)。
それでもなぜか、入り込んでしまう韓ドラの不思議…(笑)。
ドンジュが抱えているものも、テヒが抱えているものも、そんなに抱え込んで大丈夫なの…と心配になりますが…。
お互いが重い過去を持っているからこそ、配慮し合うことができ、慰め合えるんですよね…。
この2人からは、恋愛というよりかは、家族の愛情を感じました。
全体的にいちゃいちゃというよりかは、労わって支えるシーンが多かったように思います。
③お葬式の意味
テーマがテーマなだけに、お葬式のシーンが何度も何度も出てきます。
遺族の方々は、泣き崩れたり、後追い自殺をしようとしたり…精神的に不安定になってしまいます。
しかし、不思議とお葬式が終わると、「私、頑張って生きるね」というような前向きになる遺族のシーンが多かったです。
そこで注目したいのは、お葬式の意味です。
お葬式は、亡くなった方のためにやるのももちろんですが、それよりも、残された人たちが死を受け入れ、前に進むためにするものなんじゃないか、と…。
だから、お葬式って必要な儀式なんだと思いました。
様々な背景の人の別れが描かれているので、自分と似た人が現れると涙が止まりませんでした。
個人的な感想(※ネタバレあり)
このドラマは、中盤からつまらないという口コミが多かったのですが…
私的には、面白かったです。
つまらないと言われる理由はいくつか心当たりがありますが(笑)
①「21人の願いを聞かなければならない」という設定が最終話までぼけぼけ
これは、私も忘れていたし、神父様が終盤になって頻繁に見ていた、ボンス電気の爆発事故のスクラップブックは、なんだか突然過ぎました。
21人は、この爆発事故の時に、自らを犠牲にしてでも誰かを助けようとした人たちの人数で、その人たちの最後をドンジュが担当した、ということだったんですが…。
この設定は、最終話で、伏線もなく突然明かされたので、めっちゃ後付けに感じました(笑)
しかも、21人分の願いは全員は描かれていなくて、途中人数とびましたよね…ね…?(笑)
②テヒの弟の事件が長すぎた
途中から、話の主軸がのテヒの弟の事故の真犯人を探す方へ行ってしまったときがありました。
一瞬、えっそういうサスペンスドラマだっけ!?と思うくらいでした。
私は、ドンジュの故人の最後の願いを聞いていくストーリーの方が見たかったので、1話くらいでさっと終わってほしかったかな…と思いました。
でも、テヒの気持ちを成仏させるためには、その流れが重要だったのかも…。
この2つが、中盤からつまらないって言われてしまった大きい理由かなと思います。
最期は情報の詰め込み大会みたいにな感じになりつつも、全体的には余計なストーリーはなかったと思います。
韓ドラあるあるの脇役のラブストーリーみたいなのもなく、ストレートにドラマを楽しめました。
『百人力執事~願い、かなえます~』まとめ
生きること、死ぬこと、そして別れることにフォーカスしたヒューマンドラマ『百人力執事~願い、かなえます』!
- 大切な人を失って、喪失感がある人。
- 恋愛よりも死生観にフォーカスをあてたドラマを見たい人。
- ファンタジー要素が少しだけ欲しい人。
におすすめのドラマです。
次のドラマは『百人力執事~願い、かなえます』にきーまり!
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※2024.10.20現在の情報です
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