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作品情報
原題 | 사이코메트리 그녀석 |
放送年 | 2019 |
脚本 | ヤン・ジナ |
監督 | キム・ビョンス |
あらすじ
イ・アンは、幼少期に住んでいたヨンソン団地で大火災が発生し、逃げる途中で両親を亡くしたという過去を持つ高校3年生。
その火事をきっかけに、アンは直接人や物を触ると、その人の記憶や残留思念を読み取ることができるという「サイコメトラー」の力を手に入れる。
多くの人々がヨンソン団地の火事を忘れていたころ、ヨンソン団地の事件と酷似した事件が病院で起こる。
アンの能力の存在を認めている刑事ウン・ジスは、アンを事件の捜査に参加させるが、アンの能力は未熟であるために思うように捜査が進展しない。
そんな中、イ・アンが通う高校に1人の転校生(ユン・ジェイン)が現れる。
真反対の性格である二人は惹かれ合うものの、ジェインの父親が犯罪者だということが学校中に知れ渡り、ジェインは突然姿を消してしまう。
2年後…警察官になるべく試験会場に行くと、そこにはジェインの姿があって…。
サイコメトラーが事件を追う、本格的な刑事ドラマだよ!
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※2024.11.25現在の情報です
登場人物(俳優名)
イ・アン(ジニョン:GOT7)
サイコメトラー。ヨンソン団地での火事をきっかけに、人や物を触ると残留思念が読み取れるようになった。
火事の際に助けてくれたカン・ソンモと共に暮らし、慕っている。
ユン・ジェイン(シン・イェウン)
ヨンソン団地火事の犯人の娘。
父親は無実だと信じているが、周りに犯人の娘だと知られないように常に気を張っている。
成績優秀で曲がったことがきらいな性格。
カン・ソンモ(キム・グォン)
ヨンソン団地火事の被害者。母を亡くしてしまった。
逃げる途中でアンを助け、その後アンと共に生活している。
現在は特殊捜査本部検事として働いている。
感情を表に出す事が少なく、アンはソンモに触れても何も見ることができない。
ウン・ジス(ダソム)
特殊捜査本部刑事。長官の娘。
ソンモに好意を抱き、アンを弟のように可愛がっている。
ヨンソン団地の事件とハンミン病院の事件が似ていることに気づき、再捜査を始める。
『彼はサイコメトラー』のみどころ
最初から最後まで中だるみしないドラマ
韓ドラって基本的に全16話くらいあって、長いがゆえに6~8話くらいに「その話いる?」っていう展開いれてきがちですが…。
「彼はサイコメトラー」は、全ての話が重要で、いろーんな所に伏線が散りばめられています。
事件に全集中
このドラマは、一貫して「ヨンソン団地の事件解明」をテーマに全てが進んでいます。
ぶれることなく、登場人物たちも一心不乱に事件を解き明かしていきます。
だからこそ恋愛要素が本当に少なく(あるっちゃあります)、ちょうどいい塩梅で事件にまた戻ってくれます。
変に恋愛要素いれすぎて、事件の内容がうやむやになっちゃうのはドラマあるあるだよね
でも、それが全くなかったので、一気に走り抜けることができました。
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聞こえてきた韓国語
말도 안돼(ありえない)
ありえない展開が多すぎて、登場人物全員が1回は言ったであろう言葉です(笑)。
키다리 아저씨(足長おじさん)
直訳すると背の高いおじさんだそうです。ソンモのことをジェインが「키다리 아저씨…!」と言っていました。
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個人的な感想(※ネタバレあり)
能力に頼り過ぎない展開が〇
アンがサイコメトラーというファンタジーな設定で、てっきり透視(?)して、さくさくっと解決していくのかと思いきや…全然違いました。
アンの周りの人は口をそろえて「アンが見えているものは一部だ。」そして、「法的な証拠にはならない」ことをしっかり理解しているために、頼りっぱなしにはならないんです。
アンの透視をヒントにきちんと捜査して、物的証拠や目撃者を探し出す…この流れが現実的で、より入り込めた設定だったな~と思いました。
ジェインの言葉が深い
ソンモに関する記憶が一部見えたことで疑心暗鬼になっているアンに、ジェインが素敵な話をします。
(詳細はぜひドラマをみてくださいね)
ハングルを3つ(ㄷ、ㅓ、ㅊ)並べ、「これが透視で見えた場合、完成する文字は何か」とアンに聞きます。
アンは「덫(罠)」と即答。
しかし、ジェインはハングルを並び替え、「돛(帆)」にもなり、「닻(錨:いかり)」にもなることを伝えます。
そして、「最後まで見ないと結果は分からない」「途中でやめたら謎のまま」と言って、アンを励まします。
とても賢いジェインだからこその励まし方…
ソンモの過去が壮絶すぎる
アンやジェインの過去も痛ましく、どうして子供がこんなことを背負いながら生きていかなきゃいけないのか…と思うものでしたが…。
ソンモの過去は、もう本当に絶句でした。
感情が欠落していたソンモが初めて感情を抱いた瞬間がまた、なんとも言えない気持ちになりました。
このドラマ、というより人生は、「〇〇したから100%あなたが悪い」と言えることばかりではないですね…。
そういう方たちを救うために、裁判というものがあるんですよね、逆も然りなんですが…。
恋愛要素がほぼ0に近くて最高
恋愛ドラマを期待してみるとちょっとこのドラマは物足りないかも…。
結構序盤はアンとジェイン、ソンモとジスの恋愛がメインかな?と思わせる演出が多いですが、2年後に再会してからはもう事件一色になっていきます。
ちょいちょい恋愛要素はあるものの、デートしていちゃいちゃして~というシーンはほぼないです。
治安センターのナム刑事豹変しすぎ(笑)
鼻くそほじって飛ばしてた、定時退社を愛するナム刑事。
実は、かつてはヨンソン団地の事件や様々な重要事件の捜査に関わっていたことがわかります。
その分かってからのナム刑事の表情が変わりすぎて、服装も制服から革ジャンになるという…。
鼻くそほじってたナム刑事はどこへ…(笑)。
『彼はサイコメトラー』まとめ
サイコメトラー×新米刑事が謎に包まれた事件を追う、本格的刑事ドラマ「彼はサイコメトラー」。
- がっつり刑事ドラマを見たい人
- グロい描写が大丈夫な人
- 最終的にすっきりしたい人
におすすめのドラマです。
次は「彼はサイコメトラー」にきーめた!
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