最近、「ノマドワーカー」とか「フリーランスママ」とか「会社員の月収越え」とか…とにかく多いですよね。
怪しい…でも気になる…という感じで見ている方も多いのではないでしょうか。
実際、どのくらいの人が本物で、どのくらいの人が詐欺っぽい人なのか分かりません。
が、今回、フリーランス詐欺っぽい人と電話する機会があったので、記録&みなさんへの注意喚起という目的で記事に残したいと思います
↓この記事では
- 今回の電話の実体験レポ
- 怪しいかどうか見抜くポイント
- 騙されないようにするためにどうすればいいのか
について読むことができます
電話することになったいきさつ
ある日突然の連絡⇒電話したい!と言われる
お恥ずかしながら、私もインスタをクリエイターとして開設しております(照)。
そのインスタのDMにある日、「公務員⇒フリーランスになった!」という人からメッセージが届きます。
しばらくラリーが続いた後、
私でよければ電話で相談に乗りますよ
と突然のお電話の誘いが来ました。
興味本位で電話する
実は、この「電話しませんか」系のやりとりは、この方の前にも何人かいました。
が、目的が何なのか分からず、普通にスルーしたんですが…
この人は一体なんの為に私の相談に乗るんだ?
という興味本位で即日電話してみることにしました(笑)
※みなさんは絶対にやめてくださいね(笑)
電話で話した内容
こちらの状況を根掘り葉掘り聞かれる
本名、住んでいるところ、職業、既婚かどうかなどなど、根掘り葉掘り聞かれます。
ちなみに本名は、私はとっさに偽名にしました。みなさんも、こういう機会があったら(ないよね笑)偽名を用意しておくといいと思います。
その後、自分語り開始
こちらの現状と悩んでいることなどを聞き出した後、唐突に、かつ今閃いたかのように、
じゃあ、あれですかね、私の挫折した経験とかをお話しするといいですかね!
と言い出し、小学生時代~現在に至るところまで長々と話し始めました。
せめて公務員やめる時くらいからにして…
と思いながらも、一体この話題の着地点はどこに行くんだろう…という疑問の答えが欲しいがために話を聞き続けました(笑)。
この時点での私の予想は、「何かのスクールの勧誘をされる」でしたが、華麗に外れました。
怪しい第三者の話題開始
インスタの人の話を要約すると、
- 公務員の仕事は刺激がなく、かつ未来が見えなかったのでやめた
- スクールに通ったけど、技術だけ教えられて仕事を得られなかった
- どうしようかなと思っているときに、インスタで気になる人(以下Mさん)を発見
- 当時九州に住んでいたが、仕事を休んで東京まで会いに行く
- 「行動できる人は1割」という話に感銘を受けた
- Mさんすごい!Mさんはスタバの集客方法などを知っていてすごい!
というような内容でした。
とにかく話が長くて相槌すらも打つのめんどかった(笑)
精神論展開
Mさんの話が出たあたりから、精神論が展開され、偉人の格言みたいな発言が多発し始めました。
「Mさんはスタバの集客方法とかも知ってて、それを教えてもらって、私は目からうろこだったんです!」とのことだったんですが、なんだかその話ってすごく有名なんじゃ…
ささっと調べただけでも本が出てきました。
結論としては、「スクールに行っても意味がない」「頼れる上司・先輩・仲間的な人が絶対必要」「Mさんはすごい!」の3つがあげられていたと思います(同じ話されすぎて記憶が曖昧)。
ボロが出始める
最初から違和感しかなかったんですが、Mさんが登場したあたりから確信を持って怪しいと感じました。
なので、
私もMさん気になるんで、Mさんのインスタ教えてください
と言ってみたんです。彼女はインスタでMさんを見つけ、DMで連絡を取って初めて会ったと話していたので、当然すぐ教えると思ったんですが…
あ、インスタはないと思います!見つけれないと思います!
という、意味不明な返事(笑)。
さらに畳みかけて
あ!じゃあ!私がMさんとやまさんを繋げましょうか!?
と息を弾ませて提案してきました。
あ、いえ、まずはMさんがどんな方なのかをじっくり知りたいな~と思いまして。
とお断りしましたが、なんちゅー雑な提案なんだ、と笑ってしまいました。
じゃあ、またお時間作って、相談のりましょうか?
なんの相談?という疑問はおいておいて、なんだか必死な様子。この様子がちょっとマ〇チ商法の勧誘とリンクするものを感じました。
自分で考えを整理して、もしまた相談したいって思ったらご連絡しますね
あっ、そういう感じなんですね。すぐに行動できないと…
もうこの流れでQueen of うさんくさい決定!でした。
トイレに行きたくなったので強制終了
私の膀胱が限界を迎えたので、終盤は駆け足で相槌を打ち、電話は終了しました。
結局、このインスタの人は、Mさんという第三者に私を繋げる役割の人だったんだろうなと思います。
Mさんにまんまとつなげられると、まあ何かを買わされたり、セミナーに参加させられたりするんですかね。
こういう仕事も世の中にはあるんですね。勉強になりました。
怪しいインスタ判断基準
私みたいに暇な人は、このような電話に対応して「あ!この人怪しい!」と思ってもいいと思います。
が、通常は忙しいと思いますので、怪しいインスタの特徴をまとめてみました(※フリーランス系に限る)
①投稿に中身がない
どこかの格言を引っ張ってきていたり、1投稿に10枚あるものの、1,2文で終わっているものが多いです。
要は専門家を装っているけれど何も理解していないので、うわべの言葉しかかけていないんですよね。
②その人がフォローしている人の属性は何か
フォローしている人を見ると一発で分かります。
今回の場合は、まだインスタを始めたばかりでフォロワー数が100人に満たしていない人をたくさんフォローしていました。
そのあたりの層がひっかかりやすいんですかね?
③フォロワーの中に「あれ…?」という人がいるか
フォロワーの中に、これ全部同じ人なんじゃ…というアカウントが多数ありました。
今回電話した方は「公務員⇒フリーランス」という肩書(笑)だったんですが、それと全く同じ肩書、かつ同じ内容の投稿をしているフォロワーが多数いました。
ということは、同じ人が複数のアカウントを運用しているということですよね。一体何目的で?って感じですが…。
④メッセージ⇒電話の流れが速すぎる
メッセージが来て、やりとりをしてから「電話しませんか?」という流れがあまりにも早すぎました。
友達ですら電話をためらうこの世の中で、顔も知らない人と電話することを提案する人ってかなり怪しいですよね。
案の定、怪しい人でした(笑)。
⑤聞き上手・話下手
今回は、話を聞くのはめっちゃ上手な人でした。
大概こういう電話のお誘いに乗りやすい人って(私も含めて)、普段孤独に頑張っていてゴールや正解が分からない…という人が多いのかな~と思いました。
だから聞き上手な人にいろいろ相談してしまうんですよね。
しかし、今回の人は聞き上手だったんですが、話は下手でした(笑)。
もし、ここで話し上手だったらやばかったかもしれません(笑)。
にしても「ここだけの話」「今すぐ行動できる人は…」とか一旦持ち帰らせてくれない話は、基本的に騙されると思った方が安全だと思います。
どんな契約も、約束も、自信がある人ほど「1回よく考えてみてね」と言ってきます。
それが言えない人は、今すぐ取り付けないといけない何かがあるんだと思いました。
「ノマドワーカー」「フリーランスママ」…言葉マジックに騙されないで!
肩書は言い方次第
最近インスタにあふれている「ノマドワーカー」「フリーランスママ」。
月収18万だった私が100万超え!みたいな魅力的な言葉があふれています。
でも、その肩書って本物でしょうか。本当にそれだけ稼いでいるんでしょうか。
その人が言う通りのことだけをしていて月収100万超えるなら、日本人みんな金持ちなんじゃ…という疑問は絶対に捨てないでください。
肩書は資格じゃないので、なんとでも言えます。
まずは急に信用せずに、様子見することも大事だと思います。
世の中が不況だからこそ、みんな飛びついてしまう
今は本当に物価高だし、給料上がらないしで、とにかく「稼ぎたい!」と思っている人が多いですよね。
最近見つけたアカウントでは、「月収80万越え日本語教師フリーランス」というものを見つけました。
何をもってして月収80万円なのかというところを考えて欲しいんですが…
はっきりとは言わないですが、単純計算、1時間5,000円のレッスンをしたとします。
1日4時間、週5日レッスンをすれば月収40万になります。
なので1日8時間、週5日レッスンをすれば月収80万になりますよね。
でもその方のストーリーを見ている限り、そこまでがっつりやってないんですよね。
そういうことだにゃ。
ということは、日本語教師意外の収入があるはずなんです(例えばコンサル)。
こういうアカウントはそこの収入は絶対公表しないので、要注意です。
インスタで騙されないためには…
そもそも仕事は知識と経験でなりたっている
どんな仕事も、「知識」と「経験」のどちらも必要です。
だから、新入社員として入社した時に、研修があるわけですよね。
医者も研修医期間があるし、教師だって初年度の間は何度も研修に行きます。
美容師も仕事終わりに練習し続けますよね。
仕事を始める前に「知識」を持って初めてスタートラインに立ちます。
仕事を始めてから、「経験」を積んでいきます。
そして、自分に十分経験があると感じ、独立していくわけですよね。
この期間ってすごく長いと思いますが、必要な期間です。
この部分を軽んじて稼げたとしても、それは一時的なものでしょう。
インスタなどのSNSの稼いでますって言う人、なんだか危ういな~と感じることがあります。
著作権や肖像権を全く無視している人も多いです。
その場合、どれだけ稼げたとしても、最後に支払うものが稼ぎを上回る可能性もあります。
騙されないために自分が賢くなるしかない!
本を読む
気になるジャンルが出てきた場合は、まず1冊本を読んでみましょう!
私はブログを始める前に、この本を読んでみました↓
日本語教師になりたい!と思ったときは、こちらを読みました↓
書籍になる、ということは内容が信頼できる、ということでもあります。
知りたいことが書籍にまとめられているので、一度読んでみて、さらに知りたいと思ったとき、ネットで調べてみるといいと思います。
目的・計画性を持って学校に通う
スクールもいいか悪いか判断が難しいので、これは専門分野の人や先輩などに聞くのがいいかと思います。
先ほどちょっと話にでた、「日本語教師」の学校でいうと、私は迷いなく、「ヒューマンアカデミー」をお勧めします。
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どの学校に通うにしても、「自分がどうなりたいのか」、「それを達成するためにはどうしたらいいのか」、「いつから始めたらいいのか」などなど、考えた方がいいと思います。
学校は、知識を教えてくれるところだから、受け身な姿勢では知りたいことが入ってこない可能性があるよ!
そうだね。日本語教師なら仕事の獲得方法などを知りたいです!と積極的にぐいぐい行きたいところだね!!
まとめ
今回の記事では、
- 今回の電話の実体験レポ
- 怪しいかどうか見抜くポイント
- 騙されないようにするためにどうすればいいのか
についてまとめました。
インスタやSNSには怪しい人がいっぱいいるので、みなさんぜひ騙されないように気を付けてくださいね~!