ベトナム語難しい!この教科書ややこしい!
前回、こちらの記事でおすすめの教科書①を紹介しました。
私はかなりいい教科書だと思って、「ベトナム語勉強してみたい!」という友達や同僚に勧めましたが、ほとんどの方が「この教科書疲れる!」とのことでした(涙)。
相性がよくないのかな~ということで、ベトナム語レッスンの教科書は難しすぎるんだけど、ベトナム語は勉強してみたい!という方におすすめの教科書を紹介します
ゼロからスタート 文法編
今回紹介するのは、↑の本ですね。
Jリサーチ出版さんが出している、ゼロからスタートシリーズのベトナム語です。
2023年現在、「文法編」以外のものは出ていませんが、英語を見てみるといろいろなバージョンが出ているので今後に期待です。
監修に、ベトナム語レッスンシリーズと同じ、五味政信さんがいらっしゃいますが、著者は 鷲頭 小弓さんと、寺戸 ホアさんです。
この本のメリット
【メリット1】値段が安い
値段が1,540円(税込)と、手に取りやすい値段です。
ベトナム語レッスンシリーズは大体3,000円くらいだったので半分です!
【メリット2】シンプルな内容
1つの課に取り上げられる文法は大体4つ前後で、説明もシンプルです。
会話も短めで、新しい言葉なども必要最低限のものだけピックアップされています。
【メリット3】日本語→ベトナム語、ベトナム語→日本語の練習がある
各課で練習問題の内容は微妙に違ってきますが、日本語→ベトナム語、ベトナム語→日本語の練習ができます。
文法を理解していないと文は作れないので、理解しているかどうかをチェックするには十分だと思います。
6課ずつくらいにまとめの問題があり、合計3回のまとめテストをすることができます。
【メリット4】全ての例文に音声がある
音声はCDか、オーディオブックというアプリで聞くことができます。
すべてハノイの方言で収録してあり、ハノイの方言で学びたい人にはぴったりです。
音声がすべてあるので、前回紹介した練習法(①リピート②シャドーウィング③ディクテーション)がこの教科書でも十分できます。
【メリット5】巻末にベトナム語→日本語の索引がある
この索引があると、分からない単語が出てきたときにスムーズに調べることができます。
初出の課も記載されているので、そこの課に戻って復習することもぱぱっとできますね。
この本の最大のメリットは、シンプルに文法を学べるという部分にありそうです。
この本のデメリット
【デメリット1】単語数が少ない
シンプルな内容ゆえに、超基本的な単語のみ載っています。
自分が話したいことを話すようになるには、物足りなく感じるかもしれません。
【デメリット2】会話文がない
各課、質疑応答のような例文はありますが、場面設定がある会話文がありません。
これがないと、会話でよく使われるフレーズや相槌などを+αで学ぶことが難しいです。
質問に対する答え、または一方的に突然話が始まる、のような形になってしまう可能性があります。
【デメリット3】日本語→ベトナム語の索引がない
巻末にお役立ち単語集として、ジャンルごとに単語が記載されたページがありますが、索引はありません。
なので、日本語からベトナム語を調べたい場合は、辞書を使う、または記憶をたどってページをめくるしかなさそうです。
この本のデメリットは、シンプルすぎるがゆえに基礎中の基礎しか学べないところにありそうです。
この本を使って勉強するときは
この本を使って勉強するときは、目標設定を低めにすると良いと思います。
ベトナム語の文法ってどんなものがあるのかやってみたい。
文法を学んで、文を作ってみたい。
ベトナム語を読んでみたい。
などなど…。
そして、さらっと一通りやってみて、続けられそうなら、ベトナム語レッスン初級に進むことをおすすめします
ゼロからスタートのベトナム語を一通りやったあとなら、知っている言葉や文法がある状態なので、スムーズに進められると思います。
この本で、語彙を増やしたり、会話ではどのように使うのか、などを学ぶといいと思います。
使ってみた感想
私が使用したのは、ある程度ベトナム語を勉強してからだったので、内容は簡単に感じました。
が、復習としてとても役に立ちましたし、「あれ、これ勉強したかな?」という新しい文法(多分)もありました。
ベトナム語初級、と一口に言っても、教科書が違えば扱う文法も多少変わってきます。
なので、私は買ってよかったです
2020年に出版されたということで、割と新しいのでそこも私的にはポイント高めです。
言語ってどんどん変化していくものなので、どれだけいい教科書でも古いと良さが半減しちゃいます…。
最近、ベトナム語関係の本が続々と出版されていて、わくわくしますね
いっしょに頑張っていきましょう~!